実験惑星科学分野は名前の通り,実験を研究手法とし,地球を始めとする惑星の起源や進化を,室内実験や惑星探査を用いて研究しています.特に,宇宙で最も普遍的な固体物質である氷や,太陽系天体の起源と進化を解き明かす上で重要な天体衝突現象に着目し,それらと太陽系天体の多様性との関連について調べています.
2014年12月、小惑星探査機「はやぶさ2」が無事に打ち上げられました.私たちのグループでは,宇宙科学研究所,JAXA,千葉工大,高知大,産業医科大,愛知東邦大などの全国の大学研究者と伴に,「はやぶさ2」の小型搭載型衝突装置と,その衝突過程を観測する分離カメラの観測を成功させるため,様々な基礎実験,室内実験に取り組み始めています.
a) はやぶさ2 SCI(小型搭載型衝突装置)の地上実験
b) クレーター形成実験・i標的:100μmガラスビーズ
c) 石膏球同士の衝突破壊実験
d) 横型二段式軽ガス銃(秒速7kmまで加速可能)
e) 研究対象の概略.missing linkとは,観測的事実が明らかにされておらず,未だ多くの謎が残っている成長
過程.そのため,多くの研究者がこの過程を明らかにするために,研究をしている.
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