神戸大学 大学院 理学研究科
惑星学専攻 / 理学部 惑星学科

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惑星学専攻の大槻圭史教授も参加している、日本と台湾を中心とする国際共同観測グループは、超遠方の太陽系外縁天体を発見し、論文をNature Astronomy誌に発表しました。

惑星学専攻の大槻圭史教授も参加している、日本と台湾を中心とする国際共同観測グループは、ハワイ・マウナケア山頂にある国立天文台のすばる望遠鏡を用いた観測により、軌道長半径が地球軌道の252倍、太陽への最接近距離でさえ地球の軌道長半径の66倍(海王星軌道の2倍以上)という、超遠方の太陽系外縁天体(愛称 Ammonite)を発見し、論文をNature Astronomy誌に発表しました。詳しくはこちらをご覧ください。

同グループは、国立天文台からの援助を受けて、2018年11月に神戸大学で国際会議”Subaru Workshop on Small Solar System Bodies”を開催しました。その後も議論を重ね、すばる望遠鏡に搭載された超広視野カメラHyper Suprime-Camを用いて、太陽系外縁部の氷小天体を対象とする国際共同観測プロジェクトFOSSIL(Formation of the Outer Solar System: An Icy Legacyの略)を立ち上げました。その後、観測提案が採択され、2020年より観測を続けています。FOSSILプロジェクトについて詳しくはこちらをご覧ください。

論文情報

Ying-Tung Chen et al. “Discovery and dynamics of a Sedna-like object with a perihelion of 66 au