金星の大気は、固体部分よりも約60倍速く自転軸の周りを回転しています。このような自転を追い越す向きの高速東西風は「スーパーローテーション」と呼ばれます。こうした大気現象を理解するには、時空間方向に抜けのない均質なデータが必要です。そのようなデータは時空間にまばらに存在する観測データを数値モデルと組み合わせる、データ同化と呼ばれる手法によって生成されます。はしもとじょーじ教授、樫村博基准教授、林祥介名誉教授ら神戸大学の研究者を含む研究グループは、地球の気象予報や気象学研究で用いられているデータ同化手法を用いて、金星探査機「あかつき」による高解像度・高頻度の水平風速データから生成した金星大気客観解析データセット(気象データセット)「ALERA-V version 1.0」を構築・公開しました。このデータセットの公開によって、金星大気現象の仕組みの解明が大きく進展すると期待されます。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
本研究成果は、2026年5月12日に国際誌「Geoscience Data Journal」にオンライン掲載されました。
神戸大学
理学研究科・理学部
都市安全研究
海洋底探査