神戸大学 大学院 理学研究科
惑星学専攻 / 理学部 惑星学科

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神戸大学都市安全研究センターの末永伸明学術研究員と吉岡祥一教授を中心とした国際共同研究グループは、メキシコ沈み込み帯におけるプレート境界地震と温度・脱水との関連性を明らかにしました

メキシコ沈み込み帯におけるプレート境界地震と温度・脱水との関連性を解明

神戸大学都市安全研究センターの末永伸明学術研究員と吉岡祥一教授を中心とした国際共同研究グループは、メキシコ・ココスプレート沈み込み帯に位置するゲレロ地震空白域において、プレート境界の温度分布と脱水過程が巨大地震およびスロー地震※1の発生領域にどのように影響するかを明らかにしました。この地域は過去に海溝型巨大地震が発生しておらず、その地震発生メカニズムには未解明の部分が多く残されています。本研究では、3次元熱対流数値シミュレーションを用いてプレート境界の温度場を再現し、地震発生領域との関連性を解析しました。

この成果は、3月3 日、英国の科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されました。

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論文情報

Three-dimensional thermomechanical modelling beneath Guerrero, Mexico, and its relation to the occurrence of interplate seismic phenomena

DOI:10.1038/s41598-025-91257-9