神戸大学 大学院 理学研究科
惑星学専攻 / 理学部 惑星学科

地質学教育研究分野

  • 研究室ホームページ: 準備中
  • 構成メンバー:
    山本由弦教授山崎和仁講師、Stephen A. Bowden招聘教授、三木雅子PD研究員、福田惇一PD研究員、Man-Yin TSANG研究員(学術振興会特別研究員)修士5名、学部4名
  • 所在:
    自然科学総合研究棟3号館624(山本)、520(山崎)、605(三木・福田)、623(TSANG, BOWDEN)、621・622(学生)

研究の興味

 地球表層の物質研究と数理解析のアプローチから、地球環境・生命の進化、プレート沈み込み帯の地震と噴火現象、テクトニクスなど、「地球のヒミツを明らかにする研究」を行っています。

 この分野では、互いに関連する3つ取り組みをしています。

①沈み込み帯の変動・テクトニクス

プレートの沈み込みは、「地球」のユニークな特徴です。なかでも、日本が位置する沈み込み帯の変動メカニズムの解明をめざして、地層に記録された変動の歴史をひもとき、地震や海底地すべり、テクトニクスなどの諸現象を調べています。

②地質学と地盤工学の融合研究

地質現象が起こる際の岩石物性の役割もしくは変化を調べています。①から構築された地質学的仮説を検証するために、地盤工学に基づいた室内実験(圧密試験、透水試験、岩石力学試験等)を行っています。

③数理解析

進化古生物学や構造地質学的手法に基づき研究を行っています。

A:約300万年前の海底地すべり(赤線に挟まれた間)。左の丸はスケールで人が立っている。房総半島。B:プレート沈み込みによる側方圧縮によって形成された褶曲。紀伊半島。C:火山噴火に伴う火砕サージ堆積物。ドイツEifel。

主な研究テーマ

  • 陸上付加体の温度・物性構造
  • 海底地すべりの時空間分布
  • 地震に伴う堆積岩の動的圧密過程
  • 地球環境変化と生物系統樹における分岐パターン
  • 腐食連鎖の進化からみたK/Pg境界の大量絶滅
  • オーロラ形態のマルチフラクタル解析

更新日 2021年7月5日