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神戸大学 理学研究科 惑星学専攻・惑星学科 Home Page

教育研究分野紹介

固体地球物理学教育研究分野 


  • 構成メンバー
    吉岡 祥一 教授(公式URL)、筧 楽麿 助教(公式URL)、季 穎鋒(都市安全研究センター研究機関研究員)、末永 伸明(理学研究科研究員)、
    4年生4名、研究生1名、技術補佐員1名
  • 所在:自然科学総合研究棟3号館6階 615号室(吉岡)、616号室(筧)、617号室(研究員部屋)、621号室(学生部屋)

研究の興味

 固体地球物理学における主要な研究テーマの1つとして地震現象が挙げられる.地震とは,地球表層の岩石圏の中に突然破壊が生じて 地震波が放出される物理現象とみることができる. それは,短時間に地球で起こる自然現象としては驚くべき大規模なもので,例えば2011年3月の東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)は, 長さ450km, 幅200kmのプレート境界が最大約50〜60mもずれ動いた. そんな地球の活動が, 自然災害としては非常に悲惨な結果を生むことは, この地震に伴う揺れと大津波による甚大な被害や,1995年に発生した兵庫県南部地震による阪神・淡路大震災が如実に示している. 地震学は,このような災害を少しでも軽減したいという人類の願いの現れともいえるが,同時に,このような壮大な現象がなぜ,どのように起こるのかを知りたいという純粋な知的好奇心の発露でもある. また,地震波は地球内部に関する情報を豊富に含んでおり,地球内部構造を探求する最も有効な手段の一つでもある.
 日本列島は4つのプレートの会合部に位置しており,プレート運動による変動がこのような地震をもたらしている.このようなプレート運動は日本列島に稠密に配置されたGPSによってとらえることができ,震源域での歪蓄積過程を探る手段ともなる. 固体地球物理学教育研究分野では,豊富な地殻熱流量データを使った海洋プレートの沈み込みに伴う温度分布の推定の研究も行っている.また,近年の地震波トモグラフィは地球内部の速度構造を明らかにし,プリュームテクトニクスといった概念やスタグナントスラブの存在を明らかにしたが, これらは現在のスナップショットでしかない.時間軸を考慮した現象の理解にはダイナミクス的なアプローチが欠かせず,そのような研究も精力的に行っている.


主な研究テーマ 

固体地球物理学教育研究分野では,地震波・測地・地殻熱流量等の観測データの解析や数値シミュレーションを通して,地震の発生メカニズム,地殻〜マントルの構造・ダイナミクスの解明を目指した研究を行っている.大地震・深部低周波地震・ゆっくり地震はなぜ起こるのか?地震が起こったら断層で何が起こるのか?地殻〜マントルの構造はどうなっているのか?海洋プレートは沈み込んだらどのように変形するのか?など,地震や地球内部に関する純粋かつ根源的な疑問を解き明かすべく,地球物理学的アプローチによって,コンピュータを駆使した研究を進めている.現在の主な研究テーマは,
  • プレート間カップリング
  • 大地震に伴う弾性・粘弾性変形
  • 海洋プレートの沈み込みに伴う温度場・流れ場・変形
  • 深部低周波地震・ゆっくり地震の発生メカニズムの解明
  • 断層の動的破壊の数値シミュレーション
  • 津波の数値シミュレーション
  • スラブ内地震
  • 地震の震源過程
  • 応力場の変化を介した地震の相互作用
  • 地震波の伝播
などである.

                                              更新日 2017年4月1日


     

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